中学三年に上がると家出(ナンパ待ち)で学校行かなくなった。
月2~3回くらい私服で、給食だけ食べに学校へ行くようになった。
学校の屋上の踊場で煙草を吸っても先生達は何も言わなくなった。
煙草は首からさげる灰皿つきケースにセブンスターを入れてあり私服だったのでピアスも没収されなくなった。
学校敷地内で煙草を吸って、吸い殻をポイ捨てした時は「のり子ーそりゃ駄目だ」と怒られたけど喫煙は黙認されていた。
中学三年の冬。
ナンパ待ちも冬の寒さのせいや、仲間内のいざこざでほとんどしなくなった。
毎日学校も行かず、お昼ご飯にラーメンを食べて昼ドラを見てた。
たまに人が集まると家で飲み会したくらいだった。
シンナーは頻繁に吸ってた。
シン中ラリ子になってた。
夜遊び仲間はたまに吸う程度だったけど、私は毎日に近い割合でシンナーでラリってた。
たまに行く学校ではシンナーの匂いを振りまいていた。
私が給食を食べに学校へ行くと、珍しく学校きた私速報が流れたんだろう。
同学年の男女いろんな子が、私の居る相談室に群がり「ちゃんとおいでよ」「死んだかと心配したよ」「最近なにしてるの?」「次はいつくるの?」グレた子から優等生まで、私の様子を見に集まりワイワイしてた。
相談室には学年主任とかの先生がいたから中には入ってこなかったけど、デカい窓に同学年の子達の顔が入れ替わり立ち替わり。
私はつまらなかった。
学校では給食を食べるだけだし、夜遊びも夏に比べたら少なくなったし、だから家で一人でシンナー吸ってばかりいた。
義務教育も、卒業するためにはある一定以上の出席日数が必要らしく学年主任の先生も生活指導の先生も「家帰りたくないなら両親には報告しないから給食だけでも食べに来なさい」と言って、給食食べに行くだけで遅刻、早退扱いで出席したことになってた。
問題児の私をとにかく卒業させなければと思われていたんだと思う。
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