よっ君も私も4日間くらい寝ないで、ひたすらS(覚せい剤)を炙り続けるようになった。
手元にSが無くなると、やってくるのは切れ目だ。
最初のうちはSが切れると同時に2人して三日三晩爆睡して、Sキメてて食欲が無く食べてなったのを取り戻すかのように、空腹で目が覚めてはカップラーメン、冷凍食品を食べた。
切れ目で、よっ君の起きるタイミングで私が起きれなかったので、寝てて空腹で起きたらカップラーメンを各自食べる、そしてまた寝る。
ある時、私が起きて私の分のカップラーメンを食べようとしたら、私が寝てる間によっ君がカップラーメンを食べてしまっていた。
「よっ君の分のカップラーメンで足りないからって、私の分のカップラーメン食べられちゃったら、アタシ何も食べる物なくなるじゃん!!アタシだって切れ目でしんどいのわかるでしょ!?」と怒ったが、仕方ないのでコーンポタージュスープで我慢した。
切れ目で空腹だった時、冷蔵庫にはキャベツしかなかったのでキャベツの千切りをボールいっぱいに盛り付け、ふえるワカメちゃんを乗っけ、手作りドレッシングをかけたサラダをたらふく食べたこともあった。
私はその時、食べ過ぎたせいで胃がパンパンになり具合悪くなってしまった。
起きて座ってるのもしんどい、寝っ転がっていても胃が苦しい。
散々な思いをした。
Sを買いに行く時、鶴間に向かう途中でマクドナルドのハンバーガーとポテトのセットを買って、食べながら大ちゃん家に向かうことが多くなった。
家にいるときは卵かけご飯とか、ふりかけご飯とかを少し食べるけれど、ちゃんとご飯食べなきゃいけないのに食べず、Sを炙り続けてた。
3~4日間不眠不休で何も食べてなかった上、Sが切れてヨレてる状態でSを買いに行くようになった。
ある時Sを買いに向かう車で、私は自分で倒れるかもと思っていた。
いつものマクドナルドに着くと、よっ君が「のりもマクドナルド入ろうぜ」と半強制的にマクドナルドの店内に連れて行かれ、並んでいたら強烈な眩暈に襲われた。
意識が半分遠のき、倒れそうになった私をよっ君が支えた。
「そんな具合悪いなら車から降りんなよ」とよっ君は言ったが、半強制的にマクドナルドの店内に連れて行ったのはよっ君だ。
「とりあえず車で待ってろよ。のりはフィレオフィッシュのセットでいいんだよな?」とよっ君に言われたので車に戻り、よっ君が戻って来るのを待った。
「無理な時はそういえよ。マックで倒れられたら間違いなくパクられんぞ」と怒られた。
マックで買ったフィレオフィッシュとポテトとアイスミルクティのセットのポテトを食べ出した。
切れ目でヨレてるので急にハンバーガーを食べることはちょっときつかった。
ポテトをアイスミルクティで流し込んでいると少しずつ復活してきた。
大ちゃん家に着く頃、ハンバーガーを食べれるくらいに、復活してた。
よっ君が大ちゃん家にお邪魔している間、ハンバーガーを完食したら元気に復活した。
Sをキメ始めた頃は3㌘を週に一度くらいのペースで買いに行っていた。
その頃は買ってきたSを使い切ってから、切れ目を迎え、爆睡してシラフにもどってからまたSを買いに行くという感じだった。
それが、段々とSを炙る量が増え、一週間に一度じゃ足りなくなっていった。
一週間に一度から3日に一番、そして2日に一度Sを買いに行くようになって、5日間不眠不休でキメてることが当たり前になっていった。
5日間も不眠不休でキメて起きてて、何かに無我夢中になってハマっていれば、当然切れ目がしんどくなる。
寝て起きた後の切れ目がつらいから、気絶寝する前にSを少しでも多く体に入れときたいので大量に炙った。
切れ目が怖いのでSを炙り続けた。
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