真一君と仲良くしていたら、真一君の友達健君と友達になった。
ある日、健君ん家で3人でゴロゴロして過ごして私が寝たふりをしていたら、真一君にキスされた。
健君にもキスされた。
真一君とは気があったけど、友達って感じだった。
健君は外見は私のタイプだった。
真一君とはフレンチキス。
健君とはディープキスをした。
舌を絡めると健君はびっくりしてた。
その場ではそれ以上にはならなかった。
その後、真一君と健君に「のり子ちゃんにお願いしたいことがあるんだけど」と言われた。
「何?」と聞くと、仲間内でヘタうったやつ(田口君)がいて、そいつの携帯に電話をかけて呼び出してほしいということだった。
「電話するのはいいけど、どうやって呼び出すの?」と聞くと、田口君は女の子に弱いから「私のこと、覚えてる?ほら、この前あったじゃん」みたいに誘えば必ず出てくるからとのことだった。
そして、私は田口君に電話した。
「もしもし?ぁ!アタシ!わかる?ほら、この前あったじゃん!?覚えてないの?寂しいなぁ。つか、今どこにいるの?会いたいんだけど…」と誘うと、田口君は最初「え?誰?誰だかわからない」と言ってきた。
「アタシだよ!アタシ!忘れちゃったの?会えば思い出すよ!今から会おうよ」と言うと、田口君は「今、吉祥寺の近くにいる」と言うので「じゃあ、30分後に武蔵境の駅で待ち合わせよう」と呼び出すことに成功した。
そして健君の家のある西八王子駅から電車に乗り、武蔵境の駅まで行った。
武蔵境の駅は改札口と南口に下りる階段と北口に下りる階段しかなく、健君は南口の階段に身を隠し、真一君は北口の階段に身を隠した。
私は改札前で田口君を待った。
PHSが鳴って出てみると田口君で「今駅着いたから」と言われた。
そして、田口君が改札を出てきた。
改札前で立って待っているのは私1人だったので、田口君が「のり子ちゃん?」と声をかけてきた。
「こんな可愛い子忘れるはずないのになぁ」と言う田口君を健君と真一君が羽交い締めにして、乱闘になった。
その様子を見ていた駅員さんが警察へ通報したらしく、お巡りさんが数人飛んできて、真一君と健君君と田口君をパトカーに乗せて連れて行ってしまった。
私はどうしよう、まだ仮退院中なのにと不安になったけど真一君も健君も田口君も私の名前は言わなかったようで私は巻き込まれないですんだ。
3人がパトカーで連れて行かれるのを見ながら、私はどうしたらいいのかわからず、武蔵境の駅前にある道路を行ったり来たりした。
そして、家に帰ろうと1人電車に乗って自宅に帰った。
その日の夜、真一君から電話が掛かってきて「ごめんね。のり子ちゃん。俺らのいざこざに巻き込んじゃって」と言われた。
田口君からも電話が掛かってきた。
今度一緒に遊ぼうという誘いの電話だった。
え?だってハメた女だよ???
でも、田口君はそんなの気にしてないから遊ぼうよと言ってきた。
私が真一君が一緒なら遊んでもいいよというと、田口君は真一君に電話してヘタうった事を謝り、真一君も許したようで3人でカラオケに行くようになった。
田口君は私と一緒の時は、私のバッグを持ち、私が目が痛いと言えば薬局で目薬を万引きしてくるそんな感じだった。
とある日、田口君から電話が掛かってきた。
いつもと様子が違う。
田口君「ちょっと大変な事になっちゃって」
私「どうしたの?」
田口君「とにかく駅まで出てきてほしいんだけど」
私「いいけど」と駅まで行きマクドナルドに2人で入った。
田口君「俺、今警察に追われてるんだけど」
私「は!?なにやったの?」
田口君「職場の社長と揉めて、ムカついたから社長の車窃盗した。家の前に刑事がたくさんいるから帰れない」
私「でも、ずっと逃亡出来るお金もないんでしょ?」
田口君「うん」
私「逃げきれないから出頭した方がいいよ」と言うと、田口君も決心がついたようで出頭し、そして田口君は小田原少年院に送致された。
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