忍者ブログ
.*フェニルメチルアミノプロパン*.~覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?~薬物乱用から断薬までの道
Admin | Write | Comment
P R
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

中学三年の夏の終わり、その日は清佳、さつき、私の3人でナンパ待ちをしていた。

3人でふらふらしていると、ヤンキー系の男達に声を掛けられた。

時間も深夜遅く、ナンパ車が少なくなりつつあったこともあり私達は車に乗り込むことにした。

男の家で飲み会することになりコンビニで缶ビールや缶酎ハイ、ツマミにおでんを買い込んで家に向かった。

男の家でお酒を飲み始めてから2時間くらいたった時、男の1人が「そーいえばさぁ最近の中学生とかはシンナーとか吸わないの?」と聞いてきた。

薬物は自分の性格を考えると一度やったらハマりそうで怖かったら興味はなかった。

シンナーの吸い方すら知らなかったので、私は「やらないよぉ」と答えた。

でも連れの清佳とさつきは「え!持ってるの?あるならやりたーい!!」と酔っぱらってはしゃいだ。

2人ともやったことがあるんだぁと少し驚いた。

でも私はやったことないし、やりたくないなぁと思っていた。

男は「あるよ。一本しか残ってないけど。吸う?吸うなら出してくるけど」と言い、仲間の2人は「吸ぅ吸うっ!!吸いたーい!ラリりたーい♪」と吸う気満々だった。

その場の雰囲気がお酒の飲み会から一変し、シンナーのラリパーティーへ変わってしまった。

私は男がシンナーを別室に取りに行っている時に「のりはやらないから。吸いたい人だけ吸えばいいじゃん。のりはお酒でいい!」とシンナーを吸わないと言うと「1人だけやらないのってつまんないじゃん?みんなで吸おうよ」「のり子付き合い悪いよ」「ちょっと吸いなよ。大丈夫だよ」と仲間の2人に…最終的には、その場の男達も含め5人に勧められた。

最初は頑なに「やらない」と言った。

みんながシンナーを吸い始めた。

ラリった仲間の1人にシンナーの染み込んだティッシュを渡され、私は困って悩んでしまった。

確かに私だけシンナー吸わないことでかなり場がしらけてるし、しょうがないちょっと吸うくらいなら平気かな…と思った。

「どうやって吸うの?」と聞くと仲間2人が「やったぁ~!のり子シンナーデビューじゃん!1人でシラフは、かなりしらけるよ。ティッシュを軽く握って、息は深呼吸みたいに口から吸って鼻から出すんだよ!」と教えてもらった。

本当は吸いたくないのに…と思いつつ、私は「わかったぁ」とシンナーの染み込んだティッシュを握った手を、口元へ持っていきながら笑って答えた。

軽く吸ってた。

付き合いだから…ラリりたくもないし、吸ってるふりをしてるつもりだった。

それなのにいつの間にか視界がおかしい。

フワフワ?ユラユラ?そんな感じ。

なんだこりゃ!と思った。

シンナーでラリるってお酒で酔った感じと全く違った。

そして、すごーい!ラリるっていいかも♪と、ずっとこのままラリってたいと思った。

ラリりながら6P、SEX乱交状態になった。



私はシンナーにハマった。

それまでは夜ナンパされたらカラオケ行ってお酒を飲んでいたのが、ナンパされたら新宿に連れて行ってもらい赤まむしの一瓶2000円のシンナーを買ってもらってみんなでラリりながらドライブすることに変わった。

たまに家帰った時もシンナー吸って、夜ナンパ待ちしてた駅前ロータリーでもシンナー吸って、1ヶ月に二回くらい給食を食べに行っていた学校ではシンナーの臭いをぷんぷんさせていた。



そんなある日、夜遅く自室でシンナーを吸ってラリってた。

当時、私の家はJR中央線の沿線に建っていた。

深夜1時頃だったか、ラリってた私はぶっ飛んでいて電車が通過するたびに「キャァァアーッ!」と奇声をあげ叫んでいた。

その奇声に気づいた両親が私の部屋に飛んできた。

私はラリってて自分が奇声をあげてる認識がなかったので、突然部屋にきた父と母を見てどうしたんだろうと思った。

父に殴られると思って身構えた。

でも父は殴ってこなかった。

父は「こんなラリってるのり子に、今なにをしたってわからないだろう」と母に言って、私からシンナーを取り上げ部屋を出て行った。

母も心配そうな顔をして黙って部屋から出て行った。

2人が部屋から出て行った後、私はクローゼットに隠してあったシンナーを吸い始めた。



両親も学校の先生達も私のことを心配してくれて「シンナーは体に悪いからやめなさい」と言われたけど、私はシンナーを吸うことをやめなかった。



私が仲間内の中で一番のラリ子(ラリってる女の子)だった。

その頃から愛と行動することが多くなった。

愛も愛の彼氏(まー君)もシンナーでラリるのが好きだったからシンナー買っては3人でラリって宛のないドライブをすることが増えた。

ドライブの最中はTRFのCDがかかってた?
crazy gonna crazyが流れていた。



清佳とさつきには「のり子ラリり過ぎだよ」と言われ、自然とつるむ回数が減った。

最初にシンナー勧めたのあんた達じゃん!と思ったけど、私のシンナー依存は尋常じゃなかったら2人には何も言えなかった。


にほんブログ村 小説ブログ ドキュメンタリー小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


この記事が面白かったら拍手してね★

拍手[70回]

PR
<< BACK  | HOME |   NEXT >>
Copyright ©  -- .*☆足跡☆*. ー薬物乱用から断薬までの道ー(完全版) --  All Rights Reserved

Designed by CriCri / Material by White Board / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]