よし君と一緒に暮らし始めて数ヶ月が過ぎた。
よし君は私のことを「のり子ちゃん」から「のり」と呼ぶようになってた。
私は「よし君」のままだったけど、「のり」と呼ばれるようになったことは嬉しかった。
ある朝、よし君がトイレに行くと「痛ってー!!」と叫んだ。
よし君に「どうしたの?」と聞いたら「チンコが痛ぇんだよ」と言った。
「マヂ?どうしちゃったんだろ…」と言いながら、もしかしたら性病かもと思った。
翌日、よし君は「小便するとマヂで痛ぇんだよ。チンコの先から膿みたいのが出てるし。病院行かなきゃ駄目だなぁ」とおしっこする時の激痛に耐えられないと、近くの泌尿器科へ行った。
帰ってくると「淋病とクラミジアだって」と言い「先生が付き合ってる子がいるなら、その子も病院来るようにって言われた」とのことだった。
よし君は「検査で尿道に綿棒みたいなヤツ突っ込まれてマジで痛かった」と私に話した。
性病にかかった原因は私だ。
ナンパ男やテレクラ男と中出ししなけりゃ妊娠しないだろうとコンドームを付けないでSEXしてたからだ。
もちろんコンドームを付けてくれた人もいたけれど、100人切りをした中で四割くらいは生でSEXをしてきた。
処女を喪失して一年たらずで100人以上とSEXをしてきたんだ、性病にかかっててもおかしくない。
私は性病にかかってることが判明して、初めてヤリマンだったことを後悔した。
性病にかかったことより、私を大事にしてくれてる好きな人に性病をうつしたことに後悔したのだ。
よし君と住み始めた頃、私がナンパ待ちしてたくさんの男とSEXをしてたこと、その上売り(売 春)をしてたことを伝えてあった。
伝えてあったから、よし君は性病にかかったことを責めなかった。
一週間後、私は泌尿器科に行った。
個人的な開業医の病院へ入ると待合室には誰も居なかった。
診察室に入ると50歳くらいの先生が一人。
「下着を取ってそこのベッドに横になって」と言われたので、恥ずかしかったけどパンティを脱いでベッドに横になった。
「足広げて」と先生は言い、私は軽く足を広げた。
先生はクスコで私の大事なところを広げて長い綿棒で中の粘膜液を採取して「もう下着付けてもいいよ」と言った。
そして錠剤の薬を3種類処方された。
先生に「薬は朝、昼、夕食後ちゃんと飲まないと治らないからね。あと、彼氏との性行為は1ヶ月しちゃ駄目だから」と説明された。
それから1ヶ月よし君とHはしないで、ちゃんと治した。
もし、性病にかかってることが判明した時に「お前が性病持ってたんだ、お前のせいだ!」と責められてたら、私は悲しみでいっぱいになり凹んでしまったと思う。
よし君の優しさを感じた。
にほんブログ村人気ブログランキングへこの記事が面白かったら拍手してね★
[17回]
PR