知君が私ん家に転がり込んできて1ヶ月は、シラフでラブラブに過ごし、2ヶ月目はネタ(覚せい剤)を引いて(買って)喰って(打って)、私と知君はキメセク(キメてS○X)に走り、キメセクしない時は知君は遊びに出掛けて帰ってこない日々が続いた。
知君が出掛けちゃうと私は、最初は二時間おきに知君の携帯に電話をかけた。
すると、携帯の電源を切られた。
その後は繋がらない電話に気が狂ったように電話をし、約丸3日くらいで知君が帰ってきては、私が怒る前に謝られ私は何も言えなくなって我慢する日々が続いた。
すると、3ヶ月目は知君はネタを引きに行かなくなった。
2人で切れ目を迎えてシラフに戻り、知君も外出して帰ってこないということがなくなった。
優しい知君。
私は知君が甘いものが好きだったから気が向くとクッキーやマフィンを焼いていたりもした。
楽しい日々、ネタ喰って帰ってこない知君が嘘のように思えた。
ある日、ベッドに寝っ転がってテレビを見ている知君に私はまたがり、熱烈なキスをした。
私はよっ君を大事に思いながら、知君に惚れていた。
熱烈な興奮するような甘いキスをすると、知君は「なんか、中学生の時に好きな子の事を想ってる時みたいにドキドキした」と言われた。
その言葉を聞いて、さらに甘いキスをした私…知君の気持ちが少しでも私に向きますようにと舌を絡めた。
長い間キスをして顔を離すと、知君は満面の笑みで私にいい子いい子と頭をなぜてくれた。
知君は草(大麻)も好きだった。
2人で草を吸っては宛のないドライブに行くのは楽しかった。
窓を全開に開けて、大音量でCDを聴いてドライブするのは気持ちよかった。
でも、草だけキメてるので私はすぐ眠くなってしまったけど、よっ君と草をキメてる時とはまた違う気分だった。
よっ君との草は‘キメる’って感じで、知君との草は‘楽しむ’そんな感じに感じられた。
でも、楽しい日々はまた遠ざかった。
1ヶ月くらいネタを喰うのをあけた知君はまた、ネタを引きに行ってしまった。
もちろん、私も喰いたかったから知君がネタを引きに行った帰りを家で待ってた。
でも、知君はまたもや丸3日帰ってこなかった。
帰ってこない1日目は携帯が繋がり「もう少しで帰るから」と言い、2日目には携帯の電源を切られて音信不通になり、3日・4日目あたりに家に帰ってくる、そんな感じだった。
知君は長くても1ヶ月くらいネタを喰うと、短くて一週間、長くて1ヶ月ネタを体から抜いた。
喰い続けることはしなかった。
体からネタを抜いてシラフに戻ることを意識していたみたいだった。
もし、ネタを喰って帰ってこない、連絡がとれないだけだったら私は知君と別れていただろうと思う。
1ヶ月ネタを喰って、1ヶ月ネタを抜いて、そんな周期だった。
ネタを喰って知君が帰ってこない時、私は知君に内緒でしゅん君にネタを漬けてもらっていた。
だけど、私はしたたかにはなりきれず、ある日内緒にしてる罪悪感が限界になり、知君に知君が帰ってこない時、しゅん君に漬けてもらってることをカミングアウトした。
知君がネタを持って行って帰ってこないのが原因だからそんなに怒られないと思っていた。
でも、知君は「なんでそんなことすんだよ!?パクられたらどうするんだよ!?隠れてそんなことされたら守りたくても守ってあげられないだろ!?」と怒った。
私は、だって…知君、ネタ持ったまま帰ってこないじゃんと思った。
ただ、知君の話を聞くと謝るしかなくなった。
ネタと道具(注射器)を置いていかないのは、女が自分で打つようになったらお終いだということ、自分の女が自分で打ってる姿なんて見たくないし、私にそんな女になってほしくないということと、もし、ネタを置いていって私がパクられそうになったら守れないからということだった。
どうでもいい女だったら、自分で打とうが関係ないとも言われた。
そして「俺が信用できなくなるようなことするなよ。俺は将来のりとの結婚まで考えてるのに」と言われた。
私は謝ったけど、内心‘知君が帰って来てくれてれば、しゅん君になんて頼まないのに’と思っていたが、その時は私が隠れてネタを漬けてもらったことの話なので謝るしかなかった。
泣いて謝った。
数時間後、知君はようやく許してくれた。
でも、これだけじゃ済まなかった。
知君がネタを喰って帰ってこない間にしゅん君に漬けてもらったことをカミングアウトした後も、知君はネタを喰うと帰ってこなかった。
そして、私はまたもやしゅん君に電話をした。
しゅん君はネタを持ってきてくれて、私の帰ってこない知君への愚痴まで聞いてくれた。
しゅん君は結婚していて、幼い子供と看護婦で働いてる奥さんがいた。
一度しゅん君ん家にお邪魔したこともある。
もちろん奥さんが仕事に言ってる最中だったんだけど、しゅん君の奥さんは看護婦。
注射器は奥さんに頼んで持ってきてもらっていたようだった。
奥さんはしゅん君がネタを喰ってることは知らなかったらしい。
持ってきてもらう注射器はしゅん君の愛車、スープラを改造するために必要だからと言って注射器を持ってきてもらっていたようだった。
しゅん君の覚せい剤依存は末期で、ネタが切れると、きゅうりや玉ねぎの搾り汁を静注している有様だった。
しゅん君はネタでパクられるそんな気がしていた。
そんなある日、清佳がネタを引きたいと連絡があった。
知君には頼めない…頼んだら怒られるそう思った私はしゅん君にネタを頼んだ。
清佳と2人でしゅん君の車に乗りネタを引きに行った。
引き終わり、私はしゅん君が注射してくれるもんだと思っていたけど、しゅん君は漬けてはくれなかった。
仕方ないので清佳の部屋へあがりこみ炙った。
そんなこともあった。
知君がネタでキマって外出して帰ってこない時は「知君だって、知君の好きにして遊びに出て行って帰ってこないんだから、しゅん君にネタ漬けてもらって何が悪い!?」と思ってしゅん君に電話するけど、ネタを抜くと知君に悪いことしたと、とたんに罪悪感にさいなまれる。
そして、怒られるのをわかってたけど知君に「実は…」としゅん君に漬けてもらったことを知君に話をする。
ネタを喰う、ネタを抜く周期と同調して、知君に内緒でしゅん君に漬けてもらって、罪悪感にさいなまれてカミングアウトする周期が繰り返された。
そしてカミングアウトした私に、知君は自分が帰ってこないことを棚に上げて、しゅん君に電話すると言ってしゅん君の電話番号を聞いてきた。
私はしゅん君が悪いわけじゃないからと言ったけど、ネタを持ってくるしゅん君も悪いと言い、俺が電話しなかったらまたネタを持ってきてもらうんだろうからと言った。
「電話番号教えない、電話してほしくないのは、また俺に隠れてそいつにネタ持ってきてもらうつもりなの?」と言われて仕方なくしゅん君の携帯番号を教えた。
「もしもし…今、のり子からあんたにシャブ打ってもらってるって話聞いたんだけど…俺の女にシャブなんて打ってんじゃねーよ!…あ?次シャブ持ってきたら警察に通報すんぞ!」としゅん君に電話した。
そして、しゅん君が話をしにくるということになった。
しゅん君は知君もネタを喰ってると思って強気に出たんだと思う。
知君は体にネタを入れてない時だった。
上等だと知君のケンカモードのスイッチが入った。
しゅん君が私ん家の近くまで来たと電話をかけてきて、知君は私ん家から出て行った。
帰ってきた知君は「もう連絡してこないでくれって言ったぞ。のり、もう電話するなよ」と言い、どういう話で決着がついたか教えてはくれなかった。
ただ「警察に通報しようとしたら、あいつかなり焦ってたな。結構笑えるな」と知君は言った。
その後、私がしゅん君に電話することはなくなった。
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