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.*フェニルメチルアミノプロパン*.~覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?~薬物乱用から断薬までの道
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よっ君と同棲し始めてからS(覚せい剤)をやるまでの期間、月に一度くらいのペースで私はホームシックになり、突然実家に帰ることがあった。

よっ君が仕事に行ってる合間に置き手紙をして実家に帰る。

初めて実家に帰った時はよっ君が仕事終えて帰ってくると、私が居なく、テーブルの上には「実家に帰ります」と置き手紙をしてありよっ君はビックリして私に連絡してきた。

私がホームシックになって帰っただけというと実家まで車で迎えに来てくれた。



Sをキメるようになって、よっ君が仕事に行かなくなってから、ホームシックになっても実家に帰れなくなった。



私「実家に帰る!」よっ君「は?帰らせねーよ!」実家までの交通費150円を握りしめて実家に帰ると言う私に、よっ君は力ずくでも玄関から外に出ないよう立ちはだかった。

私「どいてよ!」よっ君「通さねえよ!」私「ィャーッ!監禁する気!?キャーッ!」と悲鳴のような奇声をあげる私によっ君は「馬鹿!通報されたらどうすんだよ!」私「だったら実家に帰してよ!もう家に帰してよ!叫び続けるよ!もうィャーッ!」私は完全に我を忘れて叫び続けた。

よっ君に「落ち着け」と言われても、イカレてる私は叫び続けた。

玄関では外に叫び声が響くと思ったよっ君は、力ずくで私を脱衣所まで引っ張っていった。

私はそれでも叫び続けた。

脱衣所だと余計に声が響く。

「もぅいやーっ!助けて!キャーッ!」と叫び続けて、私も力ずくでも外に出ようとしたけれど、よっ君の男の力にはかなわない。

3時間くらい私の発狂は収まらなかった。

そして、段々どんなに叫び続けてもよっ君は私を外には出さないだろうと思った私は、叫び声をあげるのをやめた。



ある日、よっ君と寝室でケンカになり、よっ君が太ももで私の首を絞めてきたこともあった。

私はスパナが目について、首絞められてる太ももに爪をくい込ませて足技から逃れると、目に付いたスパナでよっ君の頭部をおもいっきり殴りつけてやろうかと思ったけれど、さすがにスパナはまずいだろうと考えた。

私がスパナはまずいだろうと考えてる最中によっ君が私のお腹に蹴りを入れた。

私の体重は40㌔もなかったので、よっ君の蹴りで私の体が吹っ飛んだ。

私はよっ君の頬を殴った。

「痛ってー!」とよっ君の戦闘意欲がなくなった。

私はパーでひっぱたいたけど、あたりどころが悪かったみたいで、よっ君の頬骨あたりに薄い青胆が出来た。

ケンカが終わって仲直りした私とよっ君が寝室から出て行くと、物見君が「のり子ちゃん大丈夫?」と心配そうに聞いてきた。

私が「ぁ、ケンカ?大丈夫大丈夫」と言うと
よっ君が「つか、俺の方がのり子に殴られて青胆になった」と笑った。

「でも、ものすごい音がしたから心配したよ」と物見君が心配そうに言ったので、私が「ぁあ…あれ?アタシがよっ君に蹴り入れられて吹っ飛んだだけ。心配しなくて大丈夫。もう仲直りしたし」と言ったら、物見君は「のり子ちゃんがボコボコにされてんのかと思ったよ」と安心したようだった。



よっ君が仕事に行かなくなって毎日一緒にいると自然とケンカすることも増える。

私が実家に帰る、帰さないのケンカになった。

よっ君は泣いてヒステリックになってる私にどすをきかせてソファーベッドの部屋にあるダイニングテーブルの椅子に座れと言った。

「動くんじゃねーぞ」と言われた。

私は椅子に座らせられたまま、涙を流していた。

私が手で涙を拭うと、よっ君が「おめぇ動くんじゃねーぞって言ってんのがわかんねーのかよ」と怒鳴り散らした。

3時間くらい泣きながら椅子に座ってたけど、家に帰りたいということより、椅子に何時間も座らせられてることに腹が立ってきた私は我慢の限界に達し、「いつまで椅子に座らせてる気!?」と椅子から立ち上がり、よっ君と取っ組み合いのケンカになった。

所詮私は女、男のよっ君に力でかなうわけない。

でも、おもいっきりよっ君を突き飛ばしたらよっ君が壁に背中をぶつけた。

壁にはカレンダーか何かの釘が頭を出してたのでよっ君は私がおもいっきり突き飛ばした勢いで、その釘が背中に刺さったらしく「痛ぇ!マヂなんでこんなとこに釘なんてあるんだよ!刺さった」とケンカから話がそれて仲直りしたこともあった。



何の理由でケンカになったのか思い出せないけど、その時は私が発狂せず冷静で、よっ君の方がへそを曲げてソファーベッドの部屋でCDを聴いてて、お互いに口を利かないということもあった。

私はSでキマってて何日も食べてないからと、へそを曲げてソファーベッドの部屋に居るよっ君を無視して、冷蔵庫に余ってる野菜だけでクリームシチューを作り始めた。

クリームシチューのルーが足りなかったので、どうしようかと考えて「ぁ!コーンポタージュを足そう」と閃きクリームシチューを煮込んだ。

クリームシチューのいい匂いが部屋中に広がった。

そして出来上がったクリームシチューを私1人で食べて、そろそろよっ君のへそ曲がってるのも治ったかなと思った私は、ソファーベッドの部屋に居るよっ君に「クリームシチュー出来てるよ。よっ君も食べる?」と助け舟を出した。

よっ君は「のりって飴と鞭の使い方上手いよな。のりがクリームシチュー作ってソファーベッドの部屋にもクリームシチューの匂いがしたから、本当は食べたくて我慢してたんだよ」と機嫌を直してテレビのある部屋にクリームシチューを食べに来た。



よっ君とは激しいケンカもしたけれど、ケンカを根に持って過去のケンカを掘り出したりはしなかったし、根本お互いの考え方は違うもので相手の意見や考え方を押し付けたり、決め付けたりしないで、「ぁ!そういう考え方もあるんだな」とお互いを解り合うような関係だった。

「のりは、こう思うんだけど、よっ君はどう思う?」とか「俺はこうしたいけど、のりはどうしたい?」と2人で話合いながら一緒に過ごした。



同じ事を同じ状況で体験したからって、感じ方は十人十色で、自分と全く同じ考えをする人なんて居ないと私は思う。

まして、相手が自分の都合のいいように何でもわかってもらえるなんて有り得ないことだし、理解してあげられることも限界があると思う。

意見が違っても、一緒に居たいなら妥協も必要なんじゃないかなと、よっ君との意見のぶつかり合いで、やっぱ話さなきゃわからないんだなと考えさせられた。


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