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.*フェニルメチルアミノプロパン*.~覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?~薬物乱用から断薬までの道
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保釈されたよし君に会うためよし君ん家に行った。

よし君とHし終わって寝室のベッドの上でゴロゴロしてたら、コロコロとベッドのシーツの上に何かが転がった。

何?ゴミ?と掛け布団を剥いでみるとピアスのキャッチが転がってた。

あれ?アタシのピアスがとれたのかな?と両耳を確認したら私のピアスはちゃんとついている。

転がっていたピアスのキャッチはk18だった。

よし君はsilverのピアスしかしない。

じゃあ、このピアスのキャッチは誰の?頭の中に浮気という言葉が浮かんだ。

まさか!?と思って、まずバスルームに向かい排水溝を見てみると黒い長い髪の毛があった。

私はショートカットの金髪だ。

私の髪の毛じゃない。



寝室に戻りテレビのある部屋でのん気にテレビを見ているよし君に「よしくーん!ちょっと来てー!」と言うと、よし君は「なんだよ。どうかした?」とのこのこやってきた。



「よし君。アタシに言わなきゃいけない事あるでしょ?絶対に怒らないから言ってみ?」と私がいうと「えっ!?な・なんだよ」とよし君は動揺した。

明らかに私に隠し事があるっていうのがバレバレだった。

よし君も自分でバレてることを認識したらしく、すぐに「のり。ごめんっ」と浮気した事を謝ってきた。

私が「相手は誰よ?アタシの知ってる人?」と聞いたら、相手はじゅん子ちゃんだということだった。

私はじゅん子ちゃんと2~3回会ったことがあった。

私が「は!?なんで、じゅん子ちゃんなんだよ」と怒ると「だって、のりが居ないから寂しくなって…つい、じゅん子ちゃんに電話したら俺ん家来るって言うからよ」とよし君が言い訳を言ってきた。

「寂しくてじゅん子ちゃん呼ぶなら、アタシ必要ないじゃん!?じゅん子ちゃんと一緒に住めばいいじゃん!?」と私が言うと、よし君はひたすら謝ってきた。

「ほんっとうに、ごめんっ」謝り続けるよし君。

私は浮気されたくらいで、よし君と別れる気は無かった。

「もう浮気絶対にしない?」と聞くと「もう絶対にしない」と言うので「次、浮気が発覚したら、アタシも他に男作るからね」と言ってよし君を許した。



私は浮気したよし君にも腹が立ったけど、じゅん子ちゃんにも腹が立った。

会ったことないなら仕方がない。

私がよし君と同棲生活しているのを知ってて、人の男に手を出してきたわけだ。



よし君に「今すぐじゅん子ちゃんに電話して、昭島まで出てくるようにって言ってよ!」と私は言った。

よし君がじゅん子ちゃんに電話した。

じゅん子ちゃんは神奈川から電車で出て来た。

私は最初、怒り狂うという感じではなく、冷静にじゅん子ちゃんに人の男に手を出したことを謝るように説教を始めた。

じゅん子ちゃんは一生懸命言い訳を言った。

私は段々怒りが大きくなってイライラし始めた。

私の様子を見ていたよし君が「もうじゅん子ちゃんもわかったみたいだし、そろそろいいんじゃね?」と口を挟んできたけれど、私は「一番悪いの誰よ?よし君でしょ!?」と言ってじゅん子ちゃんに二時間くらい説教をした。



段々怒ってるのも疲れたので、よし君とじゅん子ちゃんにもう二度と会ったり電話したりしないということを念押しして話を終わりにした。



その後は、冗談混じりでじゅん子ちゃんと浮気した話をチクリチクリとよし君に言ったけど、別に根に持ってるわけじゃなかった。

じゅん子ちゃんとの浮気が発覚したことで、よし君は浮気したとしても浮気は浮気、本命の私が一度大事だと思ってるいじょうもう浮気はしないだろうと確信した。

もし次に浮気されたら、私も他に男を作るっていうのは本気だった。


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