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.*フェニルメチルアミノプロパン*.~覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?~薬物乱用から断薬までの道
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1995年11月25日、よっ君ん家に礼状を持った刑事がガサ入れに来て、大麻及び覚せい剤取締法違反で逮捕された。



昭島警察署に着いた私がまず最初にやらされたのは覚せい剤使用の検査のための採尿だった。

手錠をかけられ、手錠から腰回りに簡単に切断出来ないよう鉄も編み込まれてる青い色のロープを繋がれて女子トイレに連れて行かれた。

トイレに入ると紙コップを渡され、手錠と青い色のロープを外してくれた。

トイレには女の刑事だけが残り、男の刑事達はトイレの外へ出て行った。

そして便座に座るタイプの個室に入ってオシッコをしようと思ったら、個室のドアを開けたままオシッコをしてと言われた。

ちゃんとオシッコを採ったかを確認しないといけないらしい。

もう恥ずかしいとか言ってる状況でもないので便座に座りオシッコをしようとしたけれど5日間まともに水分をとっていなかったことと、逮捕された緊張感でなかなかオシッコが出ない。

下腹部におもいっきり力を入れたら、チョロチョロと紙コップに1cmくらいの尿が出た。

女の刑事に「これしか出なかったんですけど」と紙コップを見せると「ちょっと少ないわねぇ大丈夫かしら」と外で待っていた男の刑事を呼んだ。

男の刑事達がトイレに入ってきて、半透明の蓋がついているプラスチック容器を渡された。

尿が少ないと女の刑事が男の刑事に言うと、男の刑事は紙コップの中を見てこのくらいあれば大丈夫だろうと言った。

刑事に取り囲まれながら紙コップの尿をプラスチック容器に入れ替え、プラスチック容器の蓋を閉めると尿の入ったプラスチック容器を持たされた姿をポラロイドカメラで撮影され、プラスチック容器に名前を書かされた。



その後は、少年課の取り調べ室に連れて行かれた。

取り調べをするのかと思ったら、少年課の刑事にカップラーメンを出され食べるようにと言われた。

私はカップラーメンを食べた。

食べてる最中、刑事に取り調べは明日からすると言われた。

カップラーメンを食べ終え、女子留置場のある立川警察署に連れて行かれる時「よっ君は?」と私が刑事に尋ねると「本当は駄目なんだけど、特別だぞ」と別の取り調べ室にいるよっ君に会わせてくれた。

よっ君の顔を見たら、また涙が出そうになったけど「また、よっ君のパンツ洗ってあげるね!」と私は笑った。



立川警察署の女子留置場で荷物検査、身体検査(ピアスが何個開いてるかとか、自傷の傷はどこにどの様にあるとか)をされ、ダボダボだったよっ君の洋服は全部入れることができなかった。

ダサい洋服を着せられ少年房に入れられた。

私は名前を呼ぶ代わりに28番とつけられた。

ティッシュとは言えないちり紙を渡されトイレの際に使うようにと言われた。

少年房は2つ房があったけど私は1人だけだった。

隣のもう一つの房には1人、未成年の子が入ってた。

敷き布団と枕と茶色の毛布2枚を渡され、それをひいて、茫然としながら深い眠りについた。



翌日、「…番!…28番!28番!」留置場係の女の警察官2人がかりで眠りこけている私に「28番!起きなさい!」と叩き起こされた。

Sの切れ目で強烈に眠い。

留置場係の警察官が起きた私にほうきと雑巾を渡してきて、トイレ掃除と畳をはいて雑巾がけをするようにと言ってきた。

寝ぼけ眼で掃除を済ませると、食事の際敷く敷物と朝食を檻の小窓から入れられた。

朝食は白湯と8枚切りの食パン4枚にマーガリンとジャムだった。

切れ目で寝ぼけ眼だった私は白湯をこぼした。

こぼした白湯が食パンにかかり食べられなくなった。

朝食が終わると洗顔、歯磨きをし、運動の時間がきた。



成人した人達は運動の時間に煙草が吸えた。

未成年だった私と隣の少年房に留置されていた子は煙草も吸えない。

2人で「煙草吸いたいね」とか事件に関係のない話をするだけの運動の時間だった。



留置場での入浴とか、衣類の洗濯とか隣の少年房の子と一緒だった。

昼間、成人した人が入っている房からは会話をする話声や、時には笑い声が響いていたけど、少年房に入れられてる私も隣の少年房に入れられてる子も、会話する相手がいなかった。

私は接見禁止がついているので、本の差し入れも、留置場にある本を借りる事も出来なかった。

本当にやることがなく、留置場ではゴロゴロしているだけだった。



取り調べがある時は午前9時頃昭島警察署から迎えがきて連れて行かれた。

取り調べのない時は1日中留置場で何するわけでもなく時間は流れ、私は接見禁止がついていたけど未成年のため両親との面会ができた。

初めて母が面会に来た時、留置場係の警察官に「お母さんが面会に来たわよ」と言われ面会室に連れて行かれた。

面会室の扉を開けると母がガラス越しに座っていた。

母はガラス越しの私の姿を見て泣き崩れた。

母「何やってるのぉ…」私「ごめんね。ママ…」泣き崩れた母を見て私も泣いた。

母は面会出来るときは会いに来て、面会出来ないときは差し入れをしてくれた。



パクられた翌日、昭島警察署から迎えが来て、取り調べのため昭島警察署に連れて行かれた。

取り調べの前に指紋の採取、写真撮影をされた。

当時、コンピューターでスキャンして指紋の採取をするのではなく黒いインクに指一本一本の指紋と手のひらの掌紋を採った。

後は、身長がわかるように全身の写真と前向きの胸から上の写真と横顔の写真を撮った。


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